ワイシャツ1枚でいるのは感心しない。
白は本来は、式典用である。
色の淡いカラーシャツを加える。
◎清潔感を第一とする
ワイシャツは、そもそもは下着の仲間であるからスリーピース(三つぞろい)のベストが存在する。
このベストは、上着を脱いだとき、人前に、下着姿をさらさないようにするという配慮から生まれた。
そこで、ワイシャツの役割がはっきりしてくる。
スーツを汚れから守ることと汗をスーツに写さないことである。
袖先や襟元から少しワイシャツが見えるのは、そうした汚れやすい部位からスーツを守るためである。
そう考えると、購入する際は、スーツに合うかどうかの他に「清潔感」も重視する。
ワイシャツは、下着であるから、毎日洗濯することで、周囲に汗ジミやにおいで不快感を与えないこと。
◎色選びは慎重にすること
「白」は日本の常識であり、海外では式典用である。
外資系企業や海外との取引が多い会社ならペールトーンとよばれる、薄いパステルカラーのシャツがよい。
柄は、シンプルなストライプ。
チェック柄はカジュアルな印象を持たれるので避ける。
◎カラー(襟)のタイプ
ワイシャツはカラーの形状によって印象が変わる。
着慣れてきたら違うカラーにも接する。
ただし、ボタンダウンはカジュアルな印象が強いので注意。
まず、
- レギュラーカラーは、標準。基本スタイルとして数着用意する。
- ロングポイントカラーは、レギュラーカラーよりも襟羽が長い。首元が引き締まった印象を与えられる。
- ワイドカラーは、襟の開きの角度が大きい。肩幅が広い体格のいい人によく似合う。
◎カフス
カフスとは、ワイシャツの袖口のこと。
カフスボタンは式典でつけることが多いが、ビジネスでもよい。シングルタイプは、ボタンとボタンホールで留めるだけ。シンプルなものがよい。
ダブルは、袖を折り返してからボタンを留める。
こちらのほうがよりフォーマルである。
◎揃える枚数は最低6枚
多忙で休日にしか洗濯できなくても支障がないように、最低6枚用意する。
色は説明会や先輩社員を参考にする。基本は白をベースに1~2枚だけ色もの。
外資系の場合は比率が逆転してもよい。
ワイシャツの耐久年数は2年と考える。
袖口や襟先などに汚れやほつれが目立ってきたら取り替える。
◎下着にも気を使うこと
高温多湿の日本では、下着の上のワイシャツは、二枚重ねでやむをえないが、Tシャツの絵柄や色が透けて見えるのは感心しない。
汗を吸いやすく乾きやすいスリーブレスタイプが望ましい。
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